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リハビリ知恵袋②

 皆様コロナの罹患者数も全国的に見て少し落ち着いてますが、まだまだ油断できません!

 我々理学療法士も医療従事者として皆様の健康維持のためにできることをやりたいと

前回炎症について語りました!

 

炎症(発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害)は24時間~72時間がピークとなり、そこから徐々に

軽減していきます。徐々に軽減はしていきますが、怪我の状態によっては長引くことがあります

 

炎症が長引けば長引くほど体は正常に戻りにくくなります。

早く正常になるには、炎症をいかに早く抑えるかが大事になります

 

ではどうしたらいいのか!在宅でもできる簡単な方法を提案したいと思います
R:Rest              →安静にすること

I :ICE                →冷やすこと
C:Compression→包帯などで圧迫すること 

E:Elevation        →患部を心臓よりも挙げること

 

その中でも今回はICEについて掲載したいと思います。
 

 冷やす一番の目的は先にも掲載したように「炎症を早期に抑え、早期に回復へ向かわせる

 問題はどのように冷やすのか何を使って冷やすのかです!!

 

 

使用する道具は「冷蔵庫用の氷」「ビニール袋、氷嚢」になります
①ビニール袋内に氷を入れます
②ビニール袋内に入れた氷を板状に整えます

③ビニール袋内の空気を抜いて真空状態にして

                    空いている口を締めます

下図は完成形になります

※二重にしてたら漏れにくいです
15〜20分痛いところに当てる
   ※最初5分程度は冷たいですが、しばらくするとなにも感じなくなります

 

 

 

 

注意事項①

    「保冷剤」「アイスノン」「霜がついている氷」などは凍傷を起こす危険性があるので

    アイシングを実施する際は冷蔵庫の霜がついていない氷をご使用ください、霜がついているケースの場合は水洗い

    をした後に使用をお願いします

注意事項②

    ①傷口が開いているような怪我
    ②心臓が悪い方
    ③神経麻痺症状などで冷たいなどがわからない方 は事故につながる可能性がありますので、実施は控えてください

 

    24〜72時間見守りながら必要に応じて整形外科などの医療機関の受診を早期にうけ

    怪我の早期回復、悪化防止に努めて健やかな生活を送れるようにしましょう

 

 

    次回は皆さんの中にも悩まれているだろう五十肩について掲載したいと思います
                                                                                                             理学療法士 毛利宗文

2020年05月18日