骨粗しょう症になりやすい人ってどんな人?

骨粗しょう症になりやすい人には、いくつかの特徴があります。

 

骨の代謝は、年齢や女性ホルモンとも関係しますので、閉経後の女性の方 が多いのは、皆さんも想像しやすいでしょう。

 

 

実はほかにもあるんです。

 

 

・遺伝的リスク 

両親のどちらかが大腿骨頚部骨折をしていると、骨折リスクは1.5~2.3倍にあります。

 

・他の病気やお薬の影響

糖尿病や腎臓病、その他ステロイドというお薬を飲まれている場合、骨密度が落ちやすくなります。

 

  1. ・低体重  
  2. 最近は若い人でも、過度のダイエットにより骨粗しょう症になっている方が多いことが指摘されています。
  3.  
  4. ・歯数が20本未満  
  5. 研究により、歯数が20本以上では、低骨密度の割合が7%以下だったが、20本未満では32%と高かったと報告されています。
  6.  

・大量のアルコール飲酒

1日にアルコール24g以上の摂取で、骨折リスクは1.7倍に高まります。

 

・運動不足 

骨は運動負荷をかけることで強度を保ちます。宇宙飛行士が宇宙滞在により高度の骨粗しょう症になることが知られています。2009年に約4か月半の宇宙滞在を行った若田宇宙飛行士は、骨粗しょう症の治療薬を、宇宙で毎週1回服用し、ほとんど骨量が減りませんでした。

 

 

生活習慣で変えられるものは、少しでも意識して変えていただければと思います。

 

年齢的なものや遺伝的なものなど、避けづらい状況でも、早めに検査を行い、早めに対応をすれば心配はありません。

 

気になる方はいつでもご相談ください。

 

院長

 

2020年03月30日