朝、晩はかなり冷え込み、街中ではクリスマスのイルミネーションが見られるようになり本格的に
冬のシーズン到来がすぐそこまで来ていますね。
最近リハビリをしてると、よく患者さんから「足がつる」というワードが多く聞かれるようになりました。
一度は足がつったことがあるという経験をされた方は多いのではないでしょうか?
とても痛いですよね。私も何度も経験があります。
つる場所はふくらはぎだけでなく、足の指や裏、ふとともだったりします。
昔から「こむらがえり」と言われ、こむらとはふくらはぎを意味し、医学的には「筋クランプ(禁痙攣)」
と言われます。
つるという現象は筋肉の痙攣が起きているということになりますが、簡単なメカニズムとしては
「筋肉の中に埋め込まれてるセンサーが意思とは反して誤作動を起こしている」
ということになります。
ではなぜ足はつるのでしょうか?
足がつる原因は人によって様々であり、しっかりと解明されてない部分もあると言われてます。
若い世代でのあしがつる場合は、激しく運動を行った際に、筋肉内の疲労物質が、センサーを
誤作動させているということになります。いわゆる
「筋肉疲労」
が原因の場合が多いです。
中高年や高齢者になると、体内の
「水分不足」
やミネラルといった
「電解質異常」
また冷えによる
「血流の循環不全」
などがセンサーを誤作動させていると言われています。
また、
「病気による神経障害や薬の副作用」
とも言われています。
予防策としては。。。
①フットケア
「運動後には筋肉内に蓄積している疲労物質を溜め込まないように、ふくらはぎやふととものマッサージや
ストレッチを念入りに行う」
②適度な運動を行い血流量の維持または改善
「運動を行うことによって筋肉が収縮します。収縮の際に筋肉がポンプの役割をし、血流の改善を図ります。
代表的な運動としてスクワットやかかと上げ運動などがあります」
③食事などを見直す
「電解質異常などをきたさないように、ミネラルやカルシウム、マグネシウム等を含んだバランスの良い食事
を心がける」
④足を冷やさない
「足が冷えると血管が縮み、血流量が不足する。できるだけ温めるようにし、血液循環を促す」
などが有効だと言われています。
足つりで悩まされてる方は一度試されてみてはいかがでしょうか?
理学療法士 林田