物をつかんで持ち上げるとき、肘の痛みはありませんか?
それはテニス肘やゴルフ肘かも知れません。
テニス肘、ゴルフ肘というは、あくまでも通称であり、競技によって呼び方が変わるわけではありません。
肘の痛む場所によって呼び方が変わります。
肘の内側=ゴルフ肘、肘の外側=テニス肘 です。
筋肉が骨にくっつくところで炎症が起き、痛みを感じるという意味では同じような病態になります。
テニス肘で説明します。
図の①~③の筋肉が肘の外側についていて、手首を伸ばしたり、指を伸ばすときに肘の外側の骨を引っ張り、炎症が起きてしまいます。
テニスのバックのスライスやバックボレーをするときに痛みを感じやすい部位になります。
実際には、テニス愛好家だけでなく、日常生活でタオルを絞ったり、パソコン操作が長い方、フライパンなどを長時間持つことでも痛みがでます。
外来では、レントゲン検査を行い、骨や軟骨の異常がないことを確認し、以下の3つの動作で痛みが誘発されたらテニス肘と診断します。
治療の方法としては、炎症をとる注射が速効性がありますが、症状を繰り返す場合や、今後同じような症状が出ないようにするには、ストレッチを中心としたリハビリの治療が必要となります。
ストレッチに関しては次回以降で紹介したいと思います。
院長