先日、関節エコーとリウマチ診療の勉強会に参加してきました。
関節症状があり、採血でリウマチ検査が陽性に出ていれば、リウマチの診断は容易です。
しかし、ある関節が熱を持って、リウマチの腫れに見えるのに、採血結果は全く問題なく、診断に難渋する患者さんが時々いらっしゃいます。
そんなときに、関節の炎症や腫れの程度まで客観的に判断できるのが関節エコーになります。
リウマチと言えば、関節炎と思われがちですが、実は、腱鞘滑膜炎で発症するリウマチの方もいらっしゃいます。
特に、以下の2か所の腱鞘炎が長引くときは、リウマチを疑って検査すべきと学びました。
手首の小指側(尺側手根伸筋腱)
足首の内側(後脛骨筋腱)
後半は、リウマチだけでなく肩関節の基本的な検査方法も勉強できました。
新型コロナウィルスが、やっと落ち着き、このような参加型の勉強会が再開されて嬉しい限りです。
参加者も多く活気がありました。
企画、運営をしてくださったエーザイの方々と、ご指導いただいた講師の先生に感謝。
今後も可能な限り、診療のレベルアップを目指していきたいと思います。
院長