リハビリ知恵袋

思い通りに外出できない状況から家でじっとしているとストレスに感じたりしますよね。

 

ストレスを感じると人間は、脳の健康や心の状態の健康だけの影響ではなく、自律神経が乱れて体にも悪影響を及ぼすんです。

 

  • ・全身症状疲れやすい、体がだるい、気力がわかない
  • ・筋肉系症状肩がこる、首がこる、手足がだるい、関節痛、偏頭痛がする
  • ・感覚器系症状目が疲れやすい、めまいがする、多汗になる、音に対して過敏になる
  • ・睡眠障害寝つきが悪い、眠りが浅い、早く目覚め再び寝付けない、夢ばかり見て寝た気がしない
  • などなど

 

上記に上げたことが治りを妨げたり、なかなか治っていかないなんてことも起きるんです。

 

そこでストレス解消法の一つを紹介します。

 

ちなみに、自分自身の過去のことを振り返ったり、過去の画像やお出かけした際に撮った子供の動画を観たりするとすごく幸せに感じませんか?

 

「ノスタルジア=懐かしむ」という用語は、20世紀のなかばころまでの心理学の世界において、故郷から遠く離れたときに感じる不安や悲嘆などの心理的な症状を表す言葉として、否定的にとらえられてきたらしいんです。

 

でも、世界的に「ノスタルジア」の研究が進むにつれて、昔を振り返ることはけっして病的でネガティブな行為ではなくて、精神的にも肉体的にもポジティブな効果がありそうだということがわかってきたらしいんですよね。

 

現在では、高齢者を対象にして、「ノスタルジア」の感情を応用した治療が、医療や介護の現場でも応用されるようにもなっているそうです。

 

過去を積極的に振り返ることで、老若男女問わず脳の健康を維持でき、将来の認知症リスクを下げる可能性があるらしいです。

 

”脳医学者・瀧靖之先生『回想脳 脳が健康でいられる大切な習慣』(青春出版社)”

 

今回紹介した内容はあくまでも対処法の一つですが、これをすればすべて解決するわけではないです。

 

でも、ストレスを溜めない方法をいくつか知ることで、健康な体を維持することができてきます。

 

なので、リハビリにおいても体だけを見るのではなく、心のケアも大切と感じているので、何気ないことでも当スタッフへ相談をしてみてください。

 

理学療法士 橋本祐一

 

 

2021年07月16日