骨粗しょう症の検査
当院は、「骨粗鬆症の治療と予防ガイドライン」でも推奨されている精密な検査方法(DXA法)の骨密度検査機器を導入しております。
この方法は従来の方法のように、手や踵(かかと)の骨で測定する簡易的なものではなく、骨折しやすい腰椎(腰の骨)と大腿骨頚部(股関節の骨)を直接測定することで、より重要で正確な骨密度値を確認することができます。
骨粗しょう症の診断
骨粗しょう症と診断される場合、以下の3つのパターンがあります。
・骨密度がYAM(若年成人平均)の70%以下の場合
・脊椎圧迫骨折または大腿骨頚部骨折の脆弱性骨折がある場合
・それ以外(手関節、肋骨など)の脆弱性骨折があり、YAMが80%未満の場合
(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版)
同年代と比較した値の方が、わかりやすいと思いますが、骨粗しょう症かどうかは、若い人と比較した値で診断されます。
60代女性の方の検査結果の一部をお見せします。
この方は、若い人と比較した値が80%なので、現段階で骨粗しょう症ではないと判断できます。
緑のラインの幅の中に、ほとんどの方が入りますので、この図を見ると、年齢が上がるにつれて、どんどん骨密度が下がるのがわかると思います。
この表を使えば、平均値から、およその骨年齢もわかります。
検査は10分程度で終わりますし、その日のうちに結果もお渡しできます。
骨密度検査に興味がある方は、当院のスタッフまでお気軽にお声かけください。
院長