骨粗しょう症の予防・治療
前回の骨粗しょう症の話から少し間が空きましたが、今回は骨粗しょう症の予防と治療の話をします。
骨粗しょう症の予防・治療は、大きく3つの柱があります。
・食事
・運動
・お薬
お薬の話は、かなり長くなるので、今日は、この中の食事と運動について説明します。
☆食事について
皆さん、カルシウムを多く摂ることが一番に思い浮かぶでしょう。
骨のためにはカルシウムだけでは十分ではありません。
カルシウムだけ摂取しても、それが十分に体に取り込まれ、骨にくっつくためにはほかの栄養素も必要です。
そのため、まずはバランスの良い食生活を心がけることが重要です。
特にカルシウムの吸収を高める ビタミンD は重要で、お魚やきのこ類に多く含まれています。
また、カルシウムといえば牛乳を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は豆腐や野菜類にも含まれています。
牛乳を飲んで下痢をする方は、がんばって牛乳を飲んでもカルシウムの吸収は期待しづらいので、以下の早見表を利用して、牛乳以外で上手に取り入れましょう。
☆骨粗しょう症の運動
適度な運動は、骨の新陳代謝を活発にして、カルシウムが骨にしっかり蓄えられるのを助けます。
また、筋力をつけること、バランスをとる力を高めることで、転びにくい体を作ることも大事です。
当院では骨密度検査をされた方に、体操のパンフレットをお渡ししています。
一部を載せておきますので参考にされてください。
院長