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骨粗しょう症のお話 ①

当院は骨粗しょう症の検査、治療に力を入れています。

 

骨粗しょう症による骨折として、有名なものに、太ももの付け根の骨が折れてしまう大腿骨近位部骨折(大腿骨頚部骨折)があります。

 

 

(画像:日本整形外科学会 症状・病気を調べる より)

 

太ももの付け根の骨が折れると、当然ですが立って歩くことができません。

 

そのまま放置すれば、いわゆる寝たきりの状態になってしまうので、折れたら入院、手術が必要です。

 

ご高齢の方ですと、「もういい年だから手術まではしたくない」「持病があるから手術に耐えられないかも」と手術を希望されない方が多いのですが、

 

手術をしない場合、骨がつくまでの1~2か月はトイレに行くこともままなりません。

 

おむつを使うことになりますが、折れているのが太ももなので、その交換時の痛みがかなり大変です。

 

骨粗しょう症の治療の普及により、この大腿骨頚部骨折の60代、70代における発生率は低下してきています。

 

しかし高齢化にともない患者数はどんどん増えています。

 

以前、ブログにも書きましたが、今こうしている間にも、日本全体で1時間に20人の割合で大腿骨近位部骨折が発生しています。

 

現在日本における、骨粗しょう症の推定患者数は1000万人以上です。

 

治療をすれば骨折の発生率をさげることができるのはデータが証明しています。

 

でも、いま治療が必要が状態かどうかわからないから、治療を始めることができず、骨折してから気づくことになります。

 

当院は、入院施設のないクリニックですが、月に1人はこの大腿骨近位部骨折を確認し、手術可能な病院へ紹介しています。

 

地道ではありますが、「最近、骨粗しょう症の検査されました?」という声かけを続けていこうと思います。

 

院長

2020年03月02日